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    <title>情熱大陸＋P</title>
    <link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/</link>
    <description>読む、聴く～もうひとつの「情熱大陸」へようこそ。</description>
    <language>ja-JP</language>
    <itunes:subtitle>テレビ番組『情熱大陸』にまつわるコラム</itunes:subtitle>
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    <itunes:author>MBS</itunes:author>
    <itunes:keyword>情熱大陸</itunes:keyword>
    <itunes:summary>毎週、テレビ番組『情熱大陸』にまつわるコラムをお届けする『情熱大陸＋Ｐ』。もちろん、ナレーションを担当するのは『情熱大陸』でおなじみの窪田等さん。絶妙のコラム・リーディングは、音楽を聴いたり、パーソナリティ・トークを楽しんだりするのとはまた違ったポッドキャスティングの魅力をあなたに感じさせてくれると思います。コンピュータを通してお届けしているこの小さな番組の中に、あなたの毎日を元気にする小さな「情熱の素」を見つけてくれると嬉しいです。どうぞ、お楽しみに。 </itunes:summary>
    <itunes:category text="Movies &amp; Television">
        <itunes:category text="All" />
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    <lastBuildDate></lastBuildDate>
    <dc:creator></dc:creator>
    <item>
      <title>27秒に込めた情熱　オープニング担当・古畑資展</title>
      <link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2010/02/27-542e.html</link>
      <description><![CDATA[　軽快なバイオリンの音色とともに、ブルーの輪が次々と浮き上がり、その奥から人物の...]]></description>
      <category>情熱大陸のこころ</category>
      <pubDate>Fri, 5 Feb 2010 16:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
      <content:encoded><![CDATA[<p>　軽快なバイオリンの音色とともに、ブルーの輪が次々と浮き上がり、その奥から人物の写真が画面一杯に現れる。画面下中央から職業名が左へ流れると、その場
で書いているように氏名が現れる。この27秒のオープニングＣＧの生みの親が、映像制作会社・メディアコのクリエイター・古畑資展（ふるはた もとのぶ）である。</p><p>　なぜ今のような形にしたのか。その理由は『情熱大陸』という番組を端的に表していた。</p>

<p>「毎回番組に登場する人って、常に動いてますよね。“夢の途中”というか。形を変えながら常に動いている人の“今”を伝えたいという番組のコンセプトを映像で表現したい。根本にあったのはそんな思いです」</p>

<p>　だから色にもこだわった。試作段階では、赤などさまざまな色を試してみた。しかし、どれもしっくりこなかった。登場人物は熱い思いを胸に秘めているし、ハードに動き回っているはずなのだが、たたずまいはいたって冷静。だからブルー系にした。　</p>

<p>　毎週、オープニング制作に要する時間は２週間程度。一連のプロセスの中で最も手間のかかる作業は、出演者の画像の補整だという。毎回、ハイビジョン放送に耐えうるような画質の画像ばかりが来るわけではない。例えば、背景がごちゃごちゃしている画像なら、背景を暗くしたり、ぼかしたりする。女性の場合はより見栄えがよくなるように色調を補正する。しかし、それほど手間暇をかけても、写真が画面に映るのはオープニングのわずか数秒。そこまでする意味はあるのか。</p>

<p>「確かにその作業を施したからといって、劇的な効果はないでしょう。しかし、プロの目から見ると、補整した方が絶対にいい。登場人物の存在感をより際立たせ、視聴者の目をその人に向かわせるために、できることはすべてやる。そんな気持ちで仕事をしています」</p>

<p>　映像クリエイターなのに、静止画の修正もプロ級。いや、古畑はそもそもその道のプロ、つまり、平面印刷物のデザイナーだったのだ。

</p>

<p>「印刷物のデザインも映像制作も広義でいえばデザイナーの仕事ですからね。それと、『情熱大陸』のオープニングをつくってみたいという思いもあったんですよ」</p>

<p>　入社後、最初に手がけたのがオープニング中のサインの部分。以前は決まった形がなく、その都度サインが現れる位置が違っていたが、それを毎回同じ場所・同じデザインにした。

</p>

<p>「サインの部分を統一化することによって、毎回違う人物写真が、より際立つんじゃないか、と。そのトライを最初にやりました」</p>

<p>　その４年後、デジタル放送へ向けた、標準画質からハイビジョン画質への切り替えのタイミングで、一視聴者の頃にやりたいと思っていた『情熱大陸』のオープニングそのもののリニューアルをゼロから手がけることになる。以降、現在に至るまで毎週、オープニングを制作してきた。　</p>

<p>　もはやここまでくると運命としか言いようがないだろう。そんな、『情熱大陸』に呼ばれた男・古畑だけに、仕事にかける思いも並々ならぬものがあった。</p>

<p>「写真や映像をより輝かせたい。その時、100の物が120になるまで手を加えるのではなく、102とか104になるようなほんの少しの“お化粧”を。登場人物の魅力を視聴者に伝えるために、そこにこそ手を尽したい。毎回そんな思いで作っています」</p>

<p>　番組の顔とも言えるオープニング部分に、毎週、“お化粧“を施す男の仕事振りにも、今後はぜひ、注目を。</p>


<p><a href="http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20100205.mp3" onclick="javascript:urchinTracker('/link/cocolog/plusp20100205.mp3');">▼MP3ファイルをダウンロード</a></p>]]></content:encoded>
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    <item>
      <title>乙女たちは脱却をめざす</title>
      <link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2010/01/post-f319.html</link>
      <description><![CDATA[『脱・栗山千明』を見て、『脱・官僚』という言葉が少し好きになりました。 　昨年1...]]></description>
      <category>みんなの情熱大陸</category>
      <pubDate>Fri, 29 Jan 2010 16:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
      <content:encoded><![CDATA[<p>『脱・栗山千明』を見て、『脱・官僚』という言葉が少し好きになりました。</p>

<p>　昨年12月13日放送の『女優・栗山千明篇』に寄せられた一通の電子メールは、冒頭、こんな一文から始まっていました。</p>

<p>　送り主は、後藤裕美さん、24歳。中央大学大学院・文学研究科で教育行政を学び、卒業を間近に控えた修士課程の２年生です。この春からは、霞が関で国家１種職員、所謂、キャリア官僚として働くことが決まっています。</p><p>　後藤さんは、霞が関で多くの官僚たちが日々の公務を懸命にこなしているにも拘らず、昨年の政権交代後、『脱・官僚』という言葉が世に広まる中で、官僚が新政権の標的としてどんどん悪者になっていくような気がして、なんとなく嫌な気持ちになっていたところだったのですが、番組の中で栗山さんが『新しく進化した自分になるために奮闘している』姿を見て、『脱・官僚』という言葉にも、そういった前向きな意味合いを感じ取り、冒頭の一文へと思い至ったようです。</p>

<p>　実際に後藤さんにお会いしてみると、丸顔に天真爛漫な笑顔の良く似合う、実に可愛らしい女性です。『クール・ビューティ』と称される栗山千明さんとは対照的。どちらかと言えば『森ガール』風の雰囲気です。こういっては失礼ですが、とても競争率の高い難関を潜り抜けてきたとは思えない、のんびりとしたムードが漂っています。第一印象としては、十分、『脱・官僚』を果たしているといってもいいかもしれません。</p>

<p>　国家公務員試験の勉強を始めたのは昨年の１月。試験まで半年を切ってからのスタートでした。合格には６０点が必要といわれているにも拘らず、４月の模擬試験では４０点ほどしか取れませんでした。でも、彼女は諦めませんでした。いや、諦めなかったというよりも、状況をプラスに受け止めたのです。</p>

<p>「１月から始めて４月で４０点なら、このままいけば、６月にはきっと６０点が取れるはずだ」、と。</p>

<p>　その結果――見事、合格。</p>

<p>　もちろん、誰にでも出来る芸当ではありません。けれど、単に要領の良い秀才だったから、というわけでもありません。どんなに時にも諦めない。超がつくほど楽天的な後藤さんのポジティブ・シンキングには、ひとつの原点がありました。</p>

<p>　福島県は原町市（現・南相馬市）の出身。実家は地元の商店街で三代続く建具屋さん。中学一年の時には職人気質の父に反発、学校での友人関係にも悩み、一週間ほど学校に行かなかったことがありました。そんなとき、保健室の先生が後藤さんの話相手になり、いろいろと支えてくれたのだそうです。</p>

<p>「その先生のお陰で、うまくいかない時でも、楽しいこと、新しい目標を見つける癖がつきました。その時に『プラス思考』ってことを覚えましたね」。</p>

<p>　故郷の思い出を語る笑顔の向こう側に、一瞬垣間見えた、しなやかな強さ。映画『バトル・ロワイヤル』で、栗山千明さんが観客を魅了した強い視線がふと脳裏に浮かびます。</p>

<p>「春からは、非行少年少女たちと関わる分野での仕事を行います。不安もたくさんありますが、どんな子どもたちでも笑顔で生きていけるよう、がんばっていきたいと思います」。</p>

<p>　どんな子どもたちも笑顔で――。</p>

<p>　こと官僚に限らず、切羽詰ったこの国を救うのは、若い世代であり、プラス思考の人たちであり、常に何かから脱しようとする人たち　なのかもしれません。</p>

<p>▼<a href="http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/12_13.shtml">女優・栗山千明篇（2009年12月13日放送）</a></p>

<p><a onclick="javascript:urchinTracker('/link/cocolog/plusp20100129.mp3');" href="http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20100129.mp3">MP3ファイルをダウンロード</a></p>]]></content:encoded>
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    <item>
      <title>音楽プロデューサー・亀田誠治</title>
      <link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2010/01/post-6792.html</link>
      <description><![CDATA[　ものをつくるとは、どういうことだろう。 　昨年12月６日にオンエアされた音楽プ...]]></description>
      <category>読む情熱大陸</category>
      <pubDate>Fri, 22 Jan 2010 16:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
      <content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/shigematsu.html"><img height="125" width="100" border="0" align="right" alt="重松 清" src="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/shigematsu_s.gif" /> </a></p>

<p>　ものをつくるとは、どういうことだろう。</p>

<p>
　昨年12月６日にオンエアされた音楽プロデューサー・亀田誠治さんの回を観て、それをあらためて考えさせられた。</p>

<p>
　音楽が「プロデューサーの時代」と言われて、もう十数年になる。確かに、近年のヒット曲は、アーティストだけでなくプロデューサーの名前でも記憶される
ことが多い。ざっと思いだすだけでも、コムロ・ファミリーを率いた小室哲哉さん、ＰＵＦＦＹをブレイクさせた奥田民生さん、ミスチルの小林武史さん、ハロ
プロのつんく♂さん、ＡＫＢ48の秋元康さん、そしてもちろん、スピッツや平井堅、椎名林檎を手がける亀田さん……。</p>
<p>　錚々たる顔ぶれである。だからこそ、音楽にシロウトの僕は、つい思ってしまう。</p>

<p>　プロデューサーとは「正解」をたくさん持っているひとなのではないか――。</p>

<p>　アーティストのつくった楽曲をより魅力的にする「正解」を持ち、ヒットさせる「正解」を持っているひとが、優れたプロデューサーなのではないか――。</p>

<p>　そんな思い込みを持っているひとは、おそらく僕一人というわけではないだろう。番組もそれを踏まえて、冒頭で「ヒット曲は一日でつくれる」という挑発的な一言を、たとえ冗談としてではあっても、亀田さん自身から引き出している。</p>

<p>　だが、カメラが追った亀田さんの姿は、そんな浅薄なプロデューサー像を根底からくつがえしてくれた。</p>

<p>　なるほど確かに、番組内でギターを弾きつつ教えてくれたコード進行の妙味のように、「ヒットの秘訣」はないわけではないのだろう。それでも、「秘訣」は必ずしも「正解」にはならない。</p>

<p>　ここで「作品は誰のものか？」という問いが出てくる。主役はあくまでもアーティスト――亀田さんの立場は、番組でも強調されていたとおり裏方である。特に作詞や作曲をアーティストが自ら手がける場合だと、「つくる」ことをきわめて厳密に定義づけるなら、プロデューサーは、その中には入らない。アレンジにしても、そもそもの楽曲がなければどうにもならないのだから。</p>

<p>　その難しさと、難しさゆえの面白さが、番組の後半でしっかり描かれていた。若手バンドの勝負曲をプロデュースする亀田さんは、驚くほどバンドの顔を立てている。気を遣っている。プロデューサーの考える「正解」を押しつけるのは簡単なはずなのに、亀田さんは自らのアレンジを「解答の一つ」として示すだけだ。当然、バンド側も、アーティストとしてのこだわりを見せてくる。売れっ子プロデューサーの出してきた解答をあっさりと「正解」にはしない。</p>

<p>　正直に言って、このまま空中分解してしまうのではないかとハラハラした。と同時に、アーティストの譲れない一線の強さも思い知らされたし、常に笑顔を絶やさない亀田さんのねばり強さにも圧倒され、なによりアーティストへの深い敬意と共感に、胸が熱くなったのだ。</p>

<p>　そして、気づいた。亀田さんをはじめとする優れたプロデューサーは、「正解」をたくさん持っているのではなく、無限にあるはずの解答をまとめ、取捨選択して、「正解」へと導いていく道筋をたくさん持っているのだろう。まさにアレンジ――英語のａｒｒａｎｇｅには「紛争を解決する」という意味もあることも、ふと思いだした。</p>

<p>「正解」は最初からそこにあるのではなく、試行錯誤しながら、つくりあげていくもの。これ、音楽以外のさまざまな場面に応用可能なプロデューサー哲学ではないだろうか。</p>

<p>▼<a href="http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/12_06.shtml">音楽プロデューサー・亀田誠治篇（2009年12月6日放送）</a></p>

<p><a href="http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20100122.mp3" onclick="javascript:urchinTracker('/link/cocolog/plusp20100122.mp3');">MP3ファイルをダウンロード</a></p>]]></content:encoded>
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    <item>
      <title>古田新太さんの本棚</title>
      <link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2010/01/post-9564.html</link>
      <description><![CDATA[　世に“怪優”と呼ばれる役者は何人いるのだろうか？そもそも怪優とは何を指してそう...]]></description>
      <category>あの人の本棚は、きっと</category>
      <pubDate>Fri, 15 Jan 2010 16:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
      <content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/haba.html"><img height="125" width="100" border="0" align="right" src="http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/images/haba_s.jpg" alt="幅允孝" /></a></p>

<p>　世に“怪優”と呼ばれる役者は何人いるのだろうか？そもそも怪優とは何を指してそう呼ぶのだろう？古田新太の“怪”っぷりは、「小太りの変なおっさん」という、いるだけでどこかおかしみ漂うイメージによって増幅しているようだ。ある時は、見た目に違わぬいかがわしい演技派。またある時は、見た目を裏切る正統さで舞台の真ん中を張る男。どこに着地させるのかは、キャラクターが放つ強烈なイメージと、演じる役との距離によって自由自在。どこにだって行けてしまう縦横無尽感が、怪優と呼ばれる所以かもしれない。
</p><p>「やんちゃな感じ。発言も破天荒なこと言ったりとか、アウトローみたいな立ち居振る舞いしてますけど、ほんとはすごくやさしい」。長年の役者仲間、生瀬勝久の古田評が、彼を理解するためには一番わかりやすいようだ。表面では演技論より笑い話ばかりが口をつくアホなおっさん。でも、裏では俄然気の効く頼りになる兄貴肌の「大人子ども」なのである。なんの免許も根拠もなくとも、弁護士でも魚屋でも八百屋にでもなれるという、“デタラメな職業”＝舞台俳優。それを肯定することから古田の演技は始まり、観客や視聴者も、そのデタラメの積極的肯定を経た彼の演技を楽しんでいる。<br />　三島由紀夫の処女作にして、家族との関係や同性愛経験、恋愛、裏切りなどを描いた自伝的作品でもある『仮面の告白』は、デタラメな自分を演じるということにおいて、古田の演技観と通ずる部分がありそうだ。三島は制度や文化を疑い、古田は決まり切った人間像を疑う。ただ古田は、美文調で整いすぎたギリシア的、というか気取ってカッコつけた三島由紀夫を嫌いそうな気もするのだけれど。ちなみに体の締まり具合も正反対である。</p>

<p>　古田が「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のファンだと知って驚いた人は少なくないだろう。パペットアニメーションのファンタジー的な世界と、古田の容貌があまりに一致しなかったからなのだけれど、考えてみたら顔は趣味と何の関係もない。ティム・バートンの描く、ホラーともファンタジーともとれる非日常的な幽霊たちの日常。観る人間にとってはなんとも不可思議で不条理な世界でありつつも、実のところ、抱える問題や苦悩は基本的に僕らと変らないということに気づかせてくれる。どこか悲しく、可笑しくすらなってしまう日常に潜む歪みや凹み。そんな日々の悩みやストレスなどが反映され、具体的な映像となったものが悪夢、つまりナイトメアだといわれている。</p>

<p>　フロイトの『夢判断』はそんな夢を分析してみせた本だが、結構小難しいのでこちらの１冊はどうだろう？<br />　バリー・ユアグローの超短編小説集『一人の男が飛行機から飛び降りる』。多彩で悪夢（ナイトメア）的な１～２ページの物語が、149篇に渡って続いてゆく柴田元幸翻訳の異色作だ。賭けで牛の体内に住み込み「絞りたてよりなお新鮮」な牛乳を呑む男や、世界最後の煙草を持ちながらマッチがない男の話などなど、どの話を読んでもいつかどこかで見た夢のような、リアリティと幻想性を併せ持っている。それと同じような、妙なリアリティと、どこからともなく漂う圧倒的でポジティブな胡散臭さが、古田の最大の持ち味なのではないだろうか。ドラマ「木更津キャッツアイ」で演じた、記憶喪失中の木更津の守り神（!?）オジーなどは、その象徴かもしれない。朝には「朝だよー」、夜には泣きながら「夜だー」と叫ぶ彼には、たしかに最上界の神と最下界の何かが同居していた。</p>

<p>　主演であろううが、端役であろうが、古田新太が参加しているかいなかで、その物語の膨らみが決定的に違ってくる。名バイプレイヤーは時に主役級以上に忙しいようだが、確かにテレビや舞台などなどその姿を観る機会もそうとうに多い。ひょっとしたら、そうした刷り込み効果でみんなの夢の中での登場回数も、主役級のタレントたちより多かったりして。</p>

<p>　みなさんの夢の中ではいかがですか？</p>

<p>　お化け屋敷的な登場をみせる、古田新太に驚かされていませんかー？</p>

<p>▼<a href="http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20100115.mp3" onclick="javascript:urchinTracker('/link/cocolog/plusp20100115.mp3');">MP3 ファイルをダウンロード</a></p>

<p>▼<a href="http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/11_29.shtml">雑誌編集長・岩佐十良篇（2009年11月29日放送）</a></p>

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    <item>
      <title>好きこそものの上手なれ　ラジコン操縦士・増尾嘉昭</title>
      <link>http://jounetsu.cocolog-nifty.com/plusp/2010/01/post-ce2c.html</link>
      <description><![CDATA[　二階の窓の外から部屋の中を写していたカメラが、ゆっくりと後退しながら上昇してい...]]></description>
      <category>情熱大陸のこころ</category>
      <pubDate>Fri, 8 Jan 2010 16:00:00 +0900</pubDate>
      <dc:creator>情熱大陸</dc:creator>
      <content:encoded><![CDATA[<p>　二階の窓の外から部屋の中を写していたカメラが、ゆっくりと後退しながら上昇していく。ある程度まで上がったら止まるのかと思いきや、そのままぐーんと上昇し続け、建物全景と周りの田園風景まで映し続けた。</p>

<p>
　11月29日放送の『雑誌編集長・岩佐十良篇』でのこのエンディング、実はラジコン・ヘリコプターにカメラを搭載して撮影されたもの。操縦を担当したのは増尾嘉昭。ラジコン操縦歴40年。筋金入りのラジコン操縦のプロフェッショナルだ。</p>
<p>　1956年、埼玉県生まれの53歳。中学生のとき、ラジコン飛行機に熱中し、20歳からはラジコンヘリコプターの操縦に夢中になった。社会人になってからもラジコン熱は冷めず、週末は川原でラジコンヘリを飛ばしていた。</p>

<p>　趣味が仕事になったのは34歳の頃。雑誌で、ラジコンヘリによる空撮技術の記事を読んで、ひらめいた。撮影を担当してくれる人が見つかれば、大好きなヘリの操縦を仕事にできるかもしれない。そう思い、写真・ビデオ撮影が趣味の知人に話をもちかけ、1990年、ふたりでラジコンヘリコプターを使った写真や映像の撮影を生業とする会社「日本特殊空撮研究所」を立ち上げた。</p>

<p>　以来、20年。遺跡などの埋蔵文化財の撮影から始まり、建物の景観や眺望、テレビ、映画など、実物のヘリや飛行機では難しい「特殊空撮」に携わってきた。</p>

<p>　毎回、撮影に携わった映像は必ずチェックするが、『雑誌編集長・岩佐十良篇』のエンディング映像には満足していないという。</p>

<p>「一番の問題は振動です。それをいかに押さえ、ブレのない映像を撮るか。それが我々にとっての永遠の課題であり宿命ですね」</p>

<p>　ヘリを操縦する上で最も難しいのは空中での静止だ。ヘリの操作には前後、左右、上下、回転という４つの要素がある。空中でぴたっと静止させるためには、それぞれの操作レバーを同時に操作しなければならない。また、ヘリを100ｍも上昇させると、その向きや動きを肉眼で確認するのは困難になる。その際は風の動きなどを読み、目ではなく、感覚で操縦する。まさに職人の勘。当然、このレベルにまで達するには相当の熟練を要する。</p>

<p>「ラジコンヘリにただカメラを吊るせば写真や映像が撮れるわけではないんですよ」。</p>

<p>　朴訥な職人然とした増尾は一つひとつ言葉を選ぶようにして操縦の難しさを語る。だが、必要なのは操縦の技術だけではない。</p>

<p>　増尾はラジコンヘリにカメラを搭載するための機材も自ら製作している。カメラに伝わる振動を吸収し、ヘリの急な動きに対しても常に水平を保つために、随所に独特の工夫がなされたオリジナルの機材を、である。</p>

<p>「ここに、こんな工夫をしていて…」</p>

<p>　説明のために実物を手にとった途端、増尾の表情が楽しそうに輝いた。</p>

<p>　趣味を仕事にしてしまったゆえの窮屈さもある。例えば、電線やビルが密集する街中でヘリを飛ばせば、事故のリスクもあるし、プレッシャーだって感じる。けれど、後悔はないし、辛くて辞めようと思ったこともない。</p>

<p>「好きで選んだ仕事ですからね。困難な仕事でも、他にやれる人がいないから、何とかやってあげたい。それと今よりも少しでもいい映像を撮りたい。それだけです」</p>

<p>　取材終了後、職場の片隅に置かれた潜水艦の模型が目に入った。聞けば、実際に潜水できるとのこと。自分なりにどう改良したか、笑顔で語る増尾の様子は、カメラを積む機材について解説してくれたときと同じだった。</p>

<p>「好きこそものの上手なれ」を地で行く増尾は、今日もどこかでラジコンヘリを操縦していることだろう。中学生の頃と同じ情熱で。</p>

<p>▼<a href="http://www.mbs.jp/jounetsu/2009/11_29.shtml">雑誌編集長・岩佐十良篇（2009年11月29日放送）</a></p>

<p><a href="http://files.podcastjuice.jp/jyounetu/plusp20100108.mp3" onclick="javascript:urchinTracker('/link/cocolog/plusp20100108.mp3');">MP3ファイルをダウンロード</a></p>]]></content:encoded>
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